
花粉症による鼻づまりに悩む方必見!
東洋医学の知恵を活用して、簡単かつ即効性のあるツボ押しで、辛い症状から解放される秘密をお教えします。
自然な方法で、鼻づまりをスッキリ解消する方法を実践してみましょう。
花粉症による鼻づまりのメカニズム

花粉症による鼻づまりは、アレルギー反応によって鼻の粘膜が腫れ、鼻腔が狭くなることで引き起こされます。
人間の身体は花粉を異物と認識し、過剰な免疫反応を起こすため、鼻水や鼻づまりといった症状が現れるのです。
鼻づまりに効果的なツボ5選
鼻づまりを和らげるためのツボは、東洋医学の知恵が詰まった効果的な方法です。以下に、すぐに実践できる代表的なツボをご紹介します。
迎香(げいこう): 鼻の脇にある万能のツボ

香りを迎えるという名前の通り鼻づまりや鼻水に即効性のある「迎香(げいこう)」のつぼ。
小鼻のすぐ両脇のところにあります。
このつぼを、たとえば花粉が多い日など、目や鼻が痒くなったときに、指でゆっくりと心地よいと感じるところまで押してみてください。
押しながら鼻でゆっくりと呼吸を繰り返すと鼻が通りやすくなります。
ちなみに美容の大敵「ほうれい線」にも効果があるとも言われていますよ。
上迎香(じょうげいこう):さらに鼻づまりに特化したツボ

鼻がつまって苦しいときにおすすめなのが「上迎香(じょうげいこう)」のつぼ。
迎香の少しに上の少し凹んだところににあります。
おすすめの押し方は、反対側の耳たぶに向けてななめ45度くらいの方向へ、強く押すのではなく、1分ぐらい長く押し続けてみてください。
その時に5秒かけて押しながら鼻から息を吸い、10秒かけて力を抜きながら口から息を吐き出してみましょう。
ゆっくり長く押すことで、鼻の通りやすさを実感できます。
印堂(いんどう):眉間のツボでスッキリ

鼻づまりだけでなく頭痛や目の疲れも和らげるのが「印堂(いんどう)」のつぼ。
眉間の中央にある小さなくぼみがこのつぼです。
人差し指か中指でやさしく心地よい強さで押します。
5秒押して一呼吸、また5秒押すを30秒~1分ほど繰り返し押すのがおすすめです。
このつぼはストレスを和らげ心を落ち着かせる効果もあるので、目をつぶって瞑想するように押すとよりリラックスできますよ。
合谷(ごうこく):万能のツボで免疫力アップ

親指と人差し指が”合”わさる場所の”谷”間にあるつぼが「合谷(ごうこく)」のつぼ。
多くの症状にも使われるので”万能なつぼ”とも言われてるのですが、免疫力を高め、花粉症の症状を根本から改善します。
押すと大半の人が痛みを感じるつぼなのですが、
たとえば、朝晩2〜3分程度やさしくマッサージすることで、身体の抵抗力を高めることができますよ。
列缺(れっけつ):呼吸器系の不調を改善

呼吸器系の不調を改善し、鼻づまりや咳を和らげるのが「列缺(れっけつ)」のつぼ。
場所は人差し指、中指、薬指の3本の指を揃えて、 手首の内側の脈拍の上に薬指を置いたとき、人差し指が触れる部分にあります。
風邪をひきやすい時期や、咳が出るときに列缺を押すと、気の流れが整い、症状の軽減が期待できるので、特に花粉症シーズン中は、定期的に刺激することをおすすめします。
つぼ押しの効果をアップさせるコツ
つぼ押しの効果を高めるには、つぼ押しの適切な方法を理解しましょう。誤った方法で行うと、体の不調や痛みを引き起こすおそれがあります。ここでは、つぼ押しを効果的に行うためにコツを5つ解説します。
リラックスした状態で行う

つぼを押す際は、心身ともにリラックスした状態で行いましょう。つぼ押しの前に数回深呼吸を繰り返したり、つぼ周辺の筋肉を軽くストレッチしたりすると、心身ともに脱力して刺激が伝わりやすくなります。
リラックスしながら行うには、入浴後のくつろいでいる時間帯や楽に感じる姿勢で行うのもおすすめです。
痛気持ちいい力で押す

つぼを押す際の強さは、痛気持ちいいと感じる程度で押すのがポイントです。
つぼ押しは、力を入れて強く押せば効果が上がるものではありません。強く押しすぎてしまうと、かえって痛みを引き起こすおそれがあります。
軽い痛みを感じながら心地よさも感じられる、自分にふさわしい力加減で行いましょう。
息を吐きながらつぼを押す

つぼを押す際は、息を吐きながら行いましょう。息を吐くと、副交感神経が優位になり、リラックスした状態でつぼを刺激しやすくなります。
つぼ押しの前に大きく息を吸い込み、息を吐きながらつぼを押していくのが、効果を高めるコツです。
手を温めてから行う

つぼ押しの効果をより高めるには、手を温めてから行うこともポイントのひとつです。手を温めた状態でつぼを押すと、つぼ周辺の結構が促進され、症状の改善につながりやすくなります。
つぼは押すだけでなく、カイロやホットタオル、湯たんぽなどで温めるだけでも効果が期待できます。
食後や飲酒後は行わない

食後の満腹時や飲食後は、つぼ押しのタイミングとして避けるようにしてください。
食後は食べ物を消化するために、全身の血液が消化器官に集まっている状態にあります。食後すぐにつぼ押しを行うと、血行が良くなることで消化器官を流れる血液が減少し、消化不良をきたすおそれがあります。結果として、胃もたれや便秘など身体の不調を引き起こしかねません。
飲酒後は体内にアセトアルデヒドという有害物質が発生します。つぼ押しを行うことで、アセトアルデヒドが急速に全身へと回り、動悸や吐き気などの症状を引き起こしやすくなります。
まとめ
つぼ押しは、WHO(世界保健機関)に効果が認められている治療法であり、押す部位によって得られる効果はそれぞれ異なります。いつどこでも簡単に行えるため、思い立ったその瞬間から取り組めるのがつぼ押しの大きなメリットです。
鼻詰まりがなかなか改善されずに悩まれている方は、紹介した5つのつぼ押しをぜひ試してみてください。日常的に刺激することで、つらい症状から解放され、快適な毎日を過ごせるでしょう。ぜひ自分に合ったつぼケアを見つけてみてくださいね。


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